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2025.03.05

熱燗とは?作り方や相性の良い料理も紹介

こんにちは!鳥メロ編集部です!

冬に飲むお酒といえば、熱燗を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

ただ、「熱燗という言葉はよく聞くけど具体的にどういうものか分からない」という方も多いはずです。

本記事では、熱燗の定義から作り方や相性の良い料理まで、鳥メロ編集部が幅広くご紹介します。

最後まで読めば、熱燗の基礎から美味しい作り方まで習得し、自信を持って楽しめます。

熱燗を飲んでみたい方や、より美味しい飲み方を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

熱燗(燗酒)とは約50℃まで温めた日本酒のこと

熱燗(燗酒)とは約50℃まで温めた日本酒のこと

熱燗(燗酒)とは、約50℃まで温めた日本酒のことで冬の定番のお酒です。

熱燗の「燗」にはお酒を適度に温めるという意味があり、「燗する」と使われることもあります。

熱燗の歴史は平安時代から始まったとされており、江戸時代には鉄器・燗鍋・ちろりなどの道具が登場し、庶民たちの間でも熱燗を飲む習慣がありました。

現在では居酒屋を始め、自宅でも気軽に熱燗を楽しむ文化が根付いています。

日本酒には血管を拡張させて血流をよくする働きがあり、熱燗として飲むと体を冷やさない効果に期待できます。

温めることで冷や酒よりお酒本来のもつ味わいを感じやすいのも魅力の一つです。

また、ついお酒を飲み過ぎてしまう方には、飲み過ぎ防止の役割も果たします。

元々アルコールは、体温に近い温度で飲むと吸収されやすい特徴があります。

冷や酒よりもスムーズに吸収されるため、体が酔いを感知して飲み過ぎを防げる仕組みです。

※参照:日本酒造組合中央会

温度により異なる呼び方と味わい

日本酒を約50℃まで温めると熱燗になりますが、温度を変えると以下のように呼び方と味わいが変わります。

温度により異なる呼び方と味わい

温度 味の特徴 味わい
30℃ 日向燗
(ひなたかん)
米の香りと旨みがほのかに感じられるなめらかな味わい
35℃ 人肌燗
(ひとはだかん)
米や麹の香りや味わいがやさしく感じられる
40℃ ぬる燗
(ぬるかん)
豊かな香りが広がり、お酒の美味しさがしっかり感じられる
45℃ 上燗
(じょうかん)
香りが引き締まり、味わいにふくらみが出る
50℃以上 熱燗
(あつかん)
香りがよりシャープになり、キレのある味わいが楽しめる

日向燗は温度が低いため、冬だけではなく夏でも飲みやすいタイプです。

人肌燗やぬる燗は米や麹の旨味を感じられるので、さまざまな料理と相性が良いとして人気があります。

上燗は酒器に注ぐと湯気が立ち、香りが引き締まるため、一番美味しい飲み方と評する方も多いです。

上燗までの温度は米や麹の甘みを感じられますが、50℃以上の熱燗になると辛口になります。

まろやかな味わいを楽しみたい場合は、低めの温度で燗すると良いでしょう。

好みやその時の気分に合わせて燗する温度を調整すると、より晩酌の時間を楽しめます。

熱燗に合う日本酒の特徴

前提として日本酒には、大きく分けて以下2つの種類があります。

  • 純米酒系
  • 本醸造系

熱燗にする場合は、純米酒系よりも本醸造酒系を選ぶのがおすすめです。

本醸造酒は米・米麹・水の3種類のみを使用する純米酒系とは異なり、醸造アルコールが添加されています。

温めても味が安定しやすく、熱燗にしても日本酒特有のまろやかな味わいを楽しめます。

また、熱燗に向いている日本酒の味わいは、旨みや酸味が濃厚でコクがあるタイプです。

温めることで風味が豊かになり、キレが出るため美味しく飲めます。

ただし、一般的に燗するのに向いていないとされる吟醸酒や生酒でも、熱燗で美味しく飲める場合があります。

こだわりの日本酒が手に入ったら、熱燗にして味わいの違いを確認すると楽しめるでしょう。

熱燗の作り方【方法別】

熱燗を自宅で飲みたくても、正確な作り方が分からない方は多いでしょう。

また実際に作ってみたものの、お店で出されるような美味しい熱燗にならなかった経験がある方もいるかもしれません。

自宅で行う場合の熱燗の作り方には、主に以下2種類の方法があります。

それぞれの方法ごとにメリット・デメリットがあるため、状況や気分に応じて使い分けましょう。

複雑な工程はないため、ぜひご自宅で試してみてください。

鍋での湯煎

時間があり、本格的な熱燗が飲みたい場合は、鍋での湯煎がおすすめです。

少し手間がかかる方法ですが、お店で飲む熱燗に近い味わいが楽しめます。

鍋で湯煎する時は、まず以下のものを用意しましょう。

  • 熱燗にする日本酒(1合・180ml)
  • 徳利(とっくり)
  • 徳利が半分ぐらいつかる深さの鍋
  • ラップ

自宅に徳利がない場合は、マグカップや耐熱ガラスコップ・ミルクピッチャー・カラフェなどで代用しても問題ありません。

準備ができたら、以下の手順で熱燗を作りましょう。

鍋での湯煎

  1. お酒を徳利の9割ぐらいの高さまで入れる
  2. 徳利の口にラップでフタをする
  3. 徳利が半分ぐらいつかるように、鍋に水をはる
  4. 徳利を取り出して鍋を火にかけ、湯を沸かす
  5. 沸騰したら火を止める
  6. 鍋に徳利をいれる
  7. お酒の温度が50℃になったら、鍋から出す

お酒の風味が飛ばないよう、徳利の口にラップをしておくのがポイントです。

ぬる燗や上燗で飲みたい場合は、温度を確認しながら調整しましょう。

電子レンジ

時間があまりない・早く熱燗を飲みたい場合は、電子レンジを活用するのも一つの手です。

ただ、湯煎とは異なりお酒の温度が一気に上がってしまうため、温度ムラや風味が飛ぶリスクがあります。

またピリピリとした刺激を感じるケースもあり、苦手と感じている方もいます。

ただ最近では燗のメニューを備えた電子レンジも登場しており、手軽に楽しみたい場合には便利です。

電子レンジで熱燗を作る時は、以下の手順で行いましょう。

電子レンジ

  1. 徳利などの器に日本酒をいれる
  2. 口にラップをする
  3. 500Wで60秒温める

温めた後にマドラーなどで中をかき回すと、温度ムラを防いで美味しく飲めます。

徳利はその形から首の細い部分に熱が集中し、温度ムラができやすいため、マグカップや耐熱ガラスコップを使うのもおすすめです。

よりこだわりたい方は、電子レンジでの燗用の徳利も販売されているので、ぜひ利用してみてください。

熱燗と相性の良い料理一覧

熱燗を飲む際は料理にもこだわると、より美味しく食事を楽しめます。

以下では、熱燗と相性の良い料理をいくつかまとめました。

  • 白子ポン酢
  • 牛すじ煮込み
  • 鯖の味噌煮
  • 茶碗蒸し
  • イカの塩辛
  • 湯豆腐
  • おでん

日本酒は魚貝類の生臭さを引き出さないため、魚介類系の料理と相性が良いです。

また、味噌やしょうゆ・塩辛・魚卵系など、アミノ酸の旨みを生かした料理とも良く合います。

熱燗は他にも、以下のようなメニューと合わせるのもおすすめです。

洋食 ・グラタン
・クリームシチュー
・ハンバーグ
中華 ・麻婆豆腐
・担々麺
・火鍋

熱燗のまろやかな口当たりが料理のコクを引き立ててくれるので、洋食と合わせる場合は、味わいが濃厚なメニューが良いでしょう。

熱燗と中華料理のスパイスも相性が良く、香辛料をふんだんに使った四川料理と合わせるのもおすすめです。

さらに日本酒の種類によっても料理との相性は異なり、熱燗に向いている本醸造酒には以下のような素材本来の味を生かしたメニューが合います。

  • 刺身
  • 焼き魚
  • 焼き鳥
  • 鍋料理

熱燗は比較的幅広い料理に合うため、自宅で晩酌をする際は、ぜひさまざまなメニューとの相性を試してみてください。

熱燗を飲んで身も心も温まろう

熱燗は日本酒を50℃以上に温めたもので、冬に好んで飲む方が多いです。

50℃以下に温めた日本酒は、温度の低いほうから順に日向燗・人肌燗・ぬる燗・上燗と呼び方が変わり、それぞれ味わいも異なります。

熱燗を自宅で作る時は少し手間がかかるものの、鍋で湯煎して作ると美味しくできます。

また熱燗を楽しみたいなら相性の良い料理も用意しておくと、晩酌がより充実するでしょう。

鳥メロでは熱燗の温度にこだわり、香りや旨味を最大限に引き出した状態で提供いたします。

特に自慢の焼き鳥や揚げ物との相性は抜群で、一口飲むたびに食材の美味しさが引き立ちます。

仕事帰りの一杯や友人との飲み会に、心も体も温まる熱燗をぜひ鳥メロでお楽しみください。

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