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2020.03.30

ビールの原料ホップとモルトとは何のこと?

ビールの原料ホップとモルトとは何のこと?の画像

ビールはメーカーによってそれぞれ味や香りが違いますよね。ビールの好きの人だと「お気に入りのメーカーはこれ!」という人も多いのではないのでしょうか。ビールの香りや味の決めては原料である「ホップと麦芽(モルト)」です。そこで今回は少しでもビールを楽しんでもらうために、ホップと麦芽(モルト)についてご紹介していきたいと思います。

 

ホップってなに?

ホップは、アサ科のつる性多年草植物で、ビールの苦味・香り・泡立ち・殺菌効果などに重要な役割を果しています。

苦味

ホップを麦汁に加える際、苦みの成分フムロン(化合物)が、熱によって水に溶けやすいイソフムロンという化合物に変化します。このイソフムロンという化合物がビールの苦みに関係しています。

香り

ビールの香りは発酵過程で酵母がつくるものと、原料の麦芽やホップ由来のものが複合しています。ホップは品種によって発する香りが異なります。特にアロマホップはビールを爽やかな香りに仕上げます。

泡立ち

ビールの泡は、ホップに含まれる苦み成分(イソフムロン)が、大麦由来のタンパク質と結合することで形成されます。苦みの強いものほどビールの泡立ちが良いとされています。

殺菌効果

ホップには雑菌の繫殖を抑え、ビールの腐敗を防ぐ効果もあります。殺菌技術が普及する前は、とても重要視されていた効果です。

 

麦芽(モルト)とはビールでの役割

麦芽(モルト)とは端的に言うと、「少し発芽させた大麦」のことを指します。
大麦が麦芽(モルト)になるまでの過程は、最初に収穫した大麦の種を水に浸して少し発芽させます。そして麦芽になった状態で水から取り出し乾燥・焙煎させます。この時水分を飛ばしたことによって成長が止まるので、麦芽の状態を維持できるというわけです。

なぜ発芽させる?

まずビールの製造過程では発酵が必要になってきます。発酵とは「糖分をアルコールに変えること」です。酵母菌が糖分を食べてアルコールに分解します。後に外へ出た原料はお酒へ生まれ変わります。

デンプンには、この麦やコメが持つ酵素によって自らを糖分に分解することができる特性(糖化)があります。しかし麦やコメなどの穀物は、主成分がデンプンのため、発酵に必要な糖分が十分には含まれていません。ただし麦芽の状態は、麦やコメと違って糖分を生み出しやすく、発酵に適しているというわけです。

黒ビールは麦芽の色によって変わってくる?

モルトは乾燥の時に熱の加え方で違いが生まれます。低温(85~100度)だと淡色に、高温(160~220度)だと濃色になります。色だけではなく、香ばしさや焦げた苦味といったものも生み出し、これがビールの個性に繋がっていきます。だから黒ビールは他のビールと違った色となるわけですね。

いかがでしたか。ビールの原料をしるとちょっとビールを飲むのが楽しくなりますね。みなさんもお気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

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