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2019.05.06

【居酒屋で使える雑学】お通しの由来

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居酒屋や日本料理店などに行った際、席に着いてお酒類をオーダーすると、たいていのお店では、注文しなくてもすぐに「お通し」と呼ばれる小さな一品料理が運ばれてきます。
日本独特の文化とも言われる「お通し」の習慣にはそもそも、どんな意味や由来があるのでしょうか?

居酒屋で出される「お通し」の由来

「お通し」という言葉の由来としてもっとも有力な説のひとつに、お客様を席に「通し」た、または注文を厨房に「通し」た合図だ、というものがあります。お通しが卓に置かれていることで、そのお客様からは既に注文をいただいていることを確認する、店員同士の合図になるということです。
日本の飲食店業界で、現在のような「お通し制度」が見られるようになったのは、一説によると昭和10年頃とも言われています。結構歴史のある制度なんですね!

「お通し」の意味、役割とは?

居酒屋などの場合、お客様に注文をいただいてから、お料理を準備し提供するまでには、どうしてもある程度の時間が必要となります。その間を取り持つのが「お通し」が持つ役割のひとつです。
お客様がお腹を空かせた状態で来店しても、初めに小さなお料理をすぐ出すことができれば、お酒だけを胃に入れるより身体をいたわることもできるでしょう。
また、お通しの味が気に入ればお客様のお店への期待感を高めることも可能ですし、お酒の席で会話のきっかけに、お通しが一役買う場合もあるでしょう。

他に、お通し代には席料、もしくはサービス料の代わりとしての役割もあります。
海外では、飲食代の他に「チップ」というものを払う習慣がある国も少なくありません。日本ではこうしたチップの習慣はあまり見かけませんが、ある意味で「お通し代」がその代わりを果たし、お店の経営を少しばかり助けているというものです。チップと比較すると、個人の裁量で額を決めるなどの自由はないにせよ、お料理が一品付いてくるという点では、ちょっとお得な気もしますね!

関西では「突き出し」と言う

もっとも、この「お通し」という言葉は主に関東で使われるもので、関西の方では同じような仕組みで出されるものを「突き出し」と呼びます。こちらの言葉は、お客様の注文とは関係なく店側が「突き出す」ものだから、というのが語源になっているとも言われます。もともとは、店側が料理の味付けを紹介する、一種のプレゼンとして無料で提供するものが「突き出し」であり、「お通し」とは意味も役割も異なっていたようです。しかし現在では、どちらもほぼ同じ意味で使われています。
同じものを指す言葉でも、関東の言い回しに比べるとやや直球でありながらユーモアも感じられるあたりが、関西らしいと言えるかもしれませんね。

お通しは2種類の意味合いがある

お酒を提供する場所で「お通し」と同じような意味合いで使われる言葉として、「チャーム」や「チャージ」があります。耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。2つは似たような響きですが、実はその内容ははっきりと異なっています。
「チャーム」は、いわゆるお通しとほぼ同義の言葉です。お客様を席にお通しした、もしくはお酒などの注文を承ったという確認の意味も含めて出される、手軽な酒のおつまみのことを指します。
「チャージ」は「テーブルチャージ」とも言われる、いわゆる「席料」のことです。伝票などに「T/C」と書かれている場合がこちらです(店によってはお通しの料金でもT/Cと表記しているところもあるようです)。
チャージの料金には、料理やおつまみといったものは基本的に含まれていません。しかしその分、席料を払った側にはゆったりとその空間と時間を楽しむ権利が与えられる、と考えて良いでしょう。

ただし実際には、お店によって「チャージ」という呼び方を用いていてもおつまみを出すところがあったりと、言葉の使われ方にはあいまいな部分もあります。
どのような制度であったとしても「お客様に自分の店で過ごす時間を気持ちよく楽しんでいただきたい」という気持ちは共通ですので、サービスの質や雰囲気を保つために、その店ごとのスタイルに合った「お通し」システムが選ばれていると言えるでしょう。

一般的な居酒屋のお通しの相場

一般的に、居酒屋でのお通しの値段設定は300~500円としているところが多いようです。それを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれかと思いますが、高いと感じさせないように工夫を凝らしたり、アイデアにこだわったりしたメニューをお通しとして提供するのもまた、お店にとって腕の見せ所のひとつでしょう。何しろほとんどの場合、お客様が来店してまず初めに口にするのがお通しですから、その責任や役割と言うのは、大変重要なものであると言えるのです。
季節感を取り入れたり、またはおかわり自由にしていたりと、お通しひとつにも気配りやサービスが感じられる店ならば、心地良い時間を過ごせそうな気がしてきますよね。

こうしてお通しのさまざまな由来や役割を見ていくと、今まではいつも何となく口にしていたお通しとの出会いも、ちょっと楽しみになってきませんか?
今回ご紹介したお通しの豆知識が、楽しいお酒の席の話題作りに役立てれば幸いです!

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