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2019.05.21

【居酒屋で使える雑学】生ビールと瓶ビールの違いとは?

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「とりあえず生ビール!」居酒屋で席に着くなり、注文することはありませんか?運ばれて来たのはジョッキに入った冷えた生ビール。早速、ゴクゴク飲みながら、瓶ビールや家で飲む缶ビールとは、ひと味もふた味も違う、と思いますよね。では、実際にはどのような違いはあるのでしょうか?今回は、生ビールと瓶ビールの違いをご紹介します。

生ビールと瓶ビールの違いってご存知ですか?

生ビールと瓶ビール。名前が違うのだから、当然中身も違うものだと思われている方もいらっしゃるでしょう。しかし、実は瓶ビールも缶ビールも、中身は全部同じ「生ビール」で差はありません。

ビールは、発酵・熟成させて造りますが、その工程が済んだら発酵に使った酵母の働きを止める必要があります。そうしないと、発酵が続いて味に影響するからです。
「生ビール」とは、ろ過機とフィルターを使い、加熱処理なしに、酵母を完全に取り除いたビールを指します。現在、日本で製造される殆どのビールは「生ビール」ですから、ビールは、工場から出荷される際の樽、瓶、缶のどれに詰められるかの違いしかありません。
ジョッキで出てくる居酒屋のビールも、瓶ビールも缶ビールも、全部「生ビール」なのです。
銘柄が同じならビールの味には違いはありません。

瓶ビールや缶ビールのラベルには、「生 非加熱処理」の表示がありますから、確かめてみてください。

逆に生じゃないビールとは?

製造過程のビールをろ過後に、加熱処理(パストリゼーション)により、残留している酵母を死滅させたものが、生じゃないビールです。
かつては、酵母を除去する技術が低かったので、ビールと言えば、加熱処理されているのが当たり前でした。そこで、加熱処理しないビールを差別化するために、「加熱しない」、すなわち「生」と呼ぶようになったのです。

加熱処理したビールには、生とは違った味わいがあります。現在も製造はされていますが、大手ビールメーカー3社の各1銘柄のみです。

生か生じゃないか、を巡っては1960年代末頃から、ビール業界で論争がありました。「生きた酵母を含んでいるビールが生」「加熱処理をしないビールが生」とするふたつの主張が対立し、やがて1979年に公正取引委員会が、熱による処理をしないビールでなければ、「生ビール」と表示してはならない、と公示し現在に至ります。

「とりあえず生ビール!」で生ビールが出てくる理由

鳥メロ生ビール

居酒屋で生ビールを注文すると、樽入りビールがサーバーを使って出されます。つまり、居酒屋では生ビールと言うと、樽入りビールと認識されるのです。
ここに、「とりあえず生ビール!」で生ビールが出てくる秘密があります。

まだ、酵母を完全に除去する技術のない頃にも、「生ビール」はありました。しかし、酵母を含んでいて日持ちしないので、すぐに消費される樽入りだけが「生ビール」だったのです。
そのため、客の注文を受けて樽入りの「生ビール」を出す当時の習慣が、今も引き継がれているのでしょう。

ちなみに、「生ビール」を「ドラフトビール」とも言います。
ドラフト(draft)の意味は、英語で「樽から汲む」です。本来、「ドラフトビール」とは「樽から汲んだビール」のことで、ドラフトビールが、「生ビール」の別名になったのも、かつては樽入りだけが「生ビール」だったためです。

「ドラフトビール」の定義は国によって異なりますが、「生ビール」と同じ意味で用いられるのは、日本だけのようです。

では「生」をビールジョッキで飲むと美味しいのは気のせい?

いくら違いがないと言われても、居酒屋のジョッキで飲む「生」が、断然美味しいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
雰囲気なども影響しているかもしれませんが、ほかに理由がないか考えてみましょう。

「生」の方が瓶より新鮮

お店によっては、樽からサーバーでジョッキに注がれる「生」の方が、瓶より新鮮なビールの可能性はあります。ビールにも賞味期限がありますから、より新鮮な方が美味しいのです。

注ぎ方と泡に違いがある

瓶ビールを注文して自分でグラスに注ぐと、泡が立ちすぎたり少なかったりすることがありますよね。また、家で缶に直接口をつけてビールを飲む方もいらっしゃると思います。
ビールメーカーは、グラスなどに注がれることを前提に、樽や瓶や缶にビールを詰めています。
お店ではサーバーを使って、ちょうどいい具合に泡を立てながらジョッキに注いでくれるため、味わいが違うのかもしれません。

大きな飲み口で香りと飲みごたえがUP

ジョッキだと飲み口が大きいですから、ビールの香りを鼻で感じ易く、ゴクゴクやれて飲みごたえも増すので、より美味しく感じる可能性もあります。

このような理由で、居酒屋で飲む生ビールが美味しく感じるのだとすると、ビールを家で飲むときに応用するといつものビールもより美味しくいただけるかもしれません。瓶ビールや缶ビールは、製造年月日の早いものを買い、飲み口の大きなジョッキに、上手に泡を立てて注いでみましょう。

「とりあえず樽!」と言う意味で「とりあえず生ビール!」と注文する生ビールは捨てがたいものですよね。樽でも瓶でも缶でも、中身は同じ「生ビール」です。
しかし、最近では家庭用のビールサーバーも販売されていて「生ビール」を楽しめます。ご自宅でも、より美味しくビールが飲めるよう、ビールサーバーを使用するのも良いかもしれませんね。

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