焼き鳥宴会には普通の居酒屋でなく「焼き鳥居酒屋」がよい理由とは？

焼き鳥は居酒屋の定番メニュー

焼き鳥は、今やほとんどの居酒屋のメニューに並ぶようになり、定番料理として老若男女から高い人気を誇っています。飲み物片手に、いろいろな部位の味や食感を気軽に味わうことができるのも、幅広い支持を得ている理由の一つでしょう。また1本あたりの単価も、他の鶏料理と比べると比較的安価で、たくさん頼めることも理由にあげられます。家族連れで焼き鳥をオーダーする時は、お子さんでも食べやすいモモやネギマ、つくねなどのチョイスが多いのではないでしょうか。会社の仲間と個室で気兼ねなくワイワイ盛り上がりたい時には、ちょっと珍しい部位を選んで話のネタにするのも楽しいかもしれません。年齢層や客層に応じて臨機応変にオーダーを決められる焼き鳥は、誰でも気軽に楽しめる料理として重宝されているのです。

焼き鳥はいつ頃誕生したのか

焼き鳥の歴史を紐解いてみると、1689(元禄2)年に書かれた「合類日用料理抄」の中で、焼き鳥の調理方法が描かれています。このことから、江戸時代初期には、焼き鳥の調理法がほぼ確立していたと考えられています。焼き鳥の屋台は明治時代に入ると町中で見られるようになり、大正12(1923)年に起こった関東大震災や昭和20(1945)年に終戦を迎えた第二次世界大戦の後にも、日本人の胃袋と心を支え続けていました。昭和30(1955)年代に入ると、食肉ブロイラーが普及したことにより、サラリーマンが立ち寄りやすい駅の近くに大衆焼き鳥屋が多く見られるようになりました。現在では、海外にまで「焼き鳥は日本料理である」との認識が広まっていて、焼き鳥の新たな発展が期待されています。

焼き鳥宴会は「焼き鳥居酒屋」でしたほうがよい理由

焼き鳥にこだわりがある

焼き鳥居酒屋は、店ごとにさまざまなこだわりをもって焼き鳥を作っています。鶏の銘柄や生産地、飼育方法、串挿しの方法、焼き方、つけだれのレシピなど、その内容は多岐に亘ります。どの店舗にも共通しているのは、安心・安全な料理を届けたいと言う思いです。厳選した素材の味を最大限に生かせるように、日々丁寧に仕込みを行っています。このような店のこだわりが、そのまま焼き鳥の味に反映されると言っても過言ではありません。お店ごとに食べ比べをしてみる楽しみがあることも、焼き鳥居酒屋の大きな魅力の一つです。

焼き鳥以外の鶏料理も充実している

鶏料理だけだと飽きてしまうのでは、という心配は必要ありません。焼き鳥に限らず、鶏を使った料理は数多くあり、食べる人の味覚を楽しませてくれます。店舗によっては、鶏1匹をまるごと仕入れることで、汁物や揚げ物など多彩な鶏料理を提供しているところも少なくありません。鶏を新鮮なまま捌いていき、希少部位まで余すところなく調理していきます。こうすることで、通常の居酒屋ではあまり目にすることのない部位やメニューを堪能することができるのです。これは、焼き鳥居酒屋ならではのメリットと言えます。メニュー表を開くと、馴染みのない部位の名称が書かれているかもしれません。そんな時は、遠慮なく店員さんに尋ねてみましょう。きっと快く教えてくれますし、思いがけず勉強になることと思います。