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会社やサークルの宴会で幹事を任されたとき、余興の企画に頭を悩ませた経験はありませんか?
特に参加者が多い宴会では、席の離れた人同士でコミュニケーションを図ることはなかなか難しいものです。
そんなとき、場を和ませ、参加者同士の交流が楽しく深まるような余興を考えるのは、お店選びと同じくらい重要な幹事の腕の見せ所です。
余興と聞くとカラオケやダンス、手品などを思い浮かべる人も多いかと思いますが、そうしたものはどうしても「やる側」と「見る側」に分かれてしまいます。見せ物としてのクオリティが高いと盛り上がることも多い一方で、交流を深めるという点では弱くなってしまう部分があります。
では、参加者の交流を深めるのにうってつけな余興は何でしょうか?
それはズバリ、全員が参加できる「ゲーム」です。
ゲームと言っても、ビンゴゲームや積み上げゲームなど、さまざまなものがありますが、参加者の興味を引きやすく、全員が一斉に、しかも手軽に楽しめるものといえば、やはりクイズでしょう。
自分が知っている知識を披露できたり自分の勘や推理が当たったりすると、誰でもよい気分になるものです。クイズゲームは、参加している人たちに手軽によい気分になってもらえるという点でも、おすすめなのです。
注意点は、あくまで余興なので、誰も答えられないような難しい問題を避けることです。少なくとも1問目くらいは誰もが答えられるような問題にしておくと、参加者のやる気が高まり、場も盛り上がります。
また、「いつまで続くかわからない」というストレスを参加者に与えないため、初めに全部で何問あるかを伝えておきましょう。
宴会でクイズゲームを行う方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、チーム制で競うものです。
この方法は、参加人数が多く、少し時間をかけて考えたり書く物を準備したりする余裕があるときにおすすめです。チームで考えることで、参加者同士の距離を縮めるというメリットもあります。ただ、チームの人数が多くなり過ぎると答えがまとまりにくいため、1チームの人数は2~4人程度にするのがおすすめです。
もう1つは、個人戦で競うものです。
参加人数が20人以下のときや、スピーディな進行が必要なときなどにおすすめです。この場合、誰か1人だけが常に答えてしまうという状況にならないよう、問題のジャンルを複数用意するなどの工夫をするとよいでしょう。
次に、宴会で盛り上がるクイズのネタをご紹介します。ぜひ、さまざまな場面にぴったりのクイズを見つけてみてください。
〇×・2択クイズは、人数が多くても手軽に行いやすい形式です。
〇×やABの札を用意してチーム対抗戦にしてもよいですし、会場のスペースがあれば壁の反対側同士を〇×エリアに分けて、自分が正解だと思う方に移動する方法も面白いでしょう。
クイズの内容は、「会社(サークル・大学など)周りの豆知識」や「一般的な豆知識」など、わかるようでわからない、できるだけ知識に不公平感が出ないものを選べると楽しんでもらえます。問題に困ったときは、インターネットや書籍で簡単に情報収集ができるため、幹事にとっては準備のしやすさもメリットです。
以前、このクイズを取り扱って大人気になったテレビ番組があったように、ものごとの裏に隠された意外な事実を知るのはとても楽しいものです。また、雑学を知っている意外な人が見つかり、これまで接点がなかった人同士のコミュニケーションの機会が増えるなど、思わぬメリットがあるかもしれません。
お酒が入った宴会の席で答えをゼロから考えてもらうのが難しいと思われる場合は、選択式にするとよいでしょう。3択や4択で迷わせるのも面白いものです。
ジェスチャークイズは、紙に書かれたお題をジェスチャーで表して当ててもらう、定番中の定番クイズです。予備知識が不要で誰でも参加しやすい点が魅力です。
人数が多い宴会のときは5人1組などでチームを作り、代わる代わるジェスチャーをし、1分間でどれだけ当てられるかを競うというのが、オーソドックスなやり方です。
幹事はジェスチャーのお題を書いたカードを用意するだけですが、できればお題には「動物」「食べ物」「スポーツ」などジャンルに共通性を持たせた方がよいでしょう。
都道府県ワーストクイズは少しブラックなネタですが、加減を間違えなければ大いに場を盛り上げてくれます。特に、さまざまな地方の出身者が参加している宴会の場合におすすめです。
もっとも、内容によって最下位の県というのはよく知られている場合もありますから、その場合は下から2番目を当てるクイズにしてみましょう。
キラキラネーム判読クイズは、最近話題に上がることも少なくない、いわゆる「キラキラネーム」の読み方を当てるゲームです。想像力を働かせないとすぐには読めないような、さまざまなキラキラネームが存在します。
ただし、宴会の場にキラキラネームの人が参加している場合や、たまたま出題した問題が参加者のお子様の名前だった場合には、不快な思いをさせてしまうことがあります。このあたりに配慮して事前にリサーチしておくか、名前や家族構成などをよく知っている仲間内で利用した方がよいでしょう。
大人数でも少人数でも気軽に盛り上がれるのがクイズゲームです。宴会の幹事や余興係を任されたときには、ぜひ参考にしてみてください。
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