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コラム
全店共通
2019.06.11
日本酒の種類とそれぞれの特徴について
居酒屋には必ずといっていいほど置いてある日本酒。「鳥メロ」でも全部で7つの日本酒を取り扱っています。日本酒にはいろいろなものがありますよね。有名なものでいえば「獺祭」や「十四代」、女性から人気の高い「澪」などがあります。一見名前が異なるだけにも見えますが、実は日本酒って9種類に分けることができるとご存知でしたか?
今回はそんな日本酒にまつわる豆知識をご紹介しようと思います。お酒の席で、デートで、合コンで、ちょっとしたネタになること間違いなしです。ぜひご一読ください。
日本酒の種類は原料などで9種類に分けられる
日本酒は主に「原料」と「精米歩合」によって9種類に分類されます。まずはこれらがどんな意味を表すのか確認していきましょう。
原料について
基本的に日本酒は「米」と「米麹」から造られています。しかし、なかには「醸造アルコール」という成分が含まれているものあります。そのため日本酒は、「醸造アルコール添加なし(純米)」と「醸造アルコール添加あり」という2種類に分けることができます。
醸造アルコール入りの日本酒は、安物だと思われることもあるかもしれません。しかしアルコールは、「スッキリした飲み口にするため」「アルコールにお米の香りを溶け込ませて、華やかな香りを演出するため」「雑菌を防ぐため」といった理由で添加されることが多く、必ずしも安物という訳ではありません。
精米歩合について
精米歩合とは、日本酒を精米して残った部分が何割あるかを表しているものです。基本的にはこの割合が少ないほど、お米の中身のみを使った高級な日本酒になります。通常私たちがご飯として食べる白米は、精米歩合でいうと90%くらいですが、日本酒は70%くらいが基本。大吟醸酒では39%ほどまで削ります。なぜ削った方が良いのかというと、お米の表層部には栄養素が多く含まれているからです。この栄養素はお酒を造るうえで雑味になりかねません。そのためより削ったお米の方が、雑味の少ない香り高い日本酒となります。
日本酒の種類とそれぞれの特徴について
上記では、日本酒の種類の分け方には2つの基準があることをご紹介しました。今度は9種類に分けた日本酒の原料・精米歩合などの特徴を、それぞれご紹介していきます。
普通酒
普通酒は、原料にも精米歩合にも規定はありません。ほかの8種類に当てはまらない日本酒をまとめて、普通酒と呼んでいます。「鳥メロ」でいえば「スパークリング日本酒 澪 899円(税抜)」「灘仕込 熱燗(小)350円(税抜)」「八海山 699円(税抜)」「獺祭 等外 799円(税抜)」がこちらに当てはまります。ちなみに普通酒以外の8種類をまとめて、特定名称酒と呼びます。
純米酒
純米酒は、米と米麹のみを使って造られたお酒です。精米歩合には規定はありませんが、精米歩合の割合によって風味が異なります。ほかに香味と色沢が良好であるという特長があります。
特別純米酒
特別純米酒は米と米麹のみで、精米歩合の割合が60%以下、または特別な製造方法という規定があります。この「特別な製造方法」とは、発酵日数が長かったり、木槽による搾りを行なっていたりという、何か特別な製造工程のことですが、特に明確な基準はありません。特別純米酒には、香味、色沢ともに特に良好であるという特長があります。「鳥メロ」では飲み放題コースにて、「白鹿特別純米山田錦」という特別純米酒を用意しています。
純米吟醸酒
純米吟醸酒とは米と米麹のみで、精米歩合の割合が60%以下、吟醸造りのものを指します。吟醸造りとは、精米歩合60%以下のものを長時間低音で、発酵させる手法のことです。吟香と呼ばれる特別な香りを発するようになり、色沢が特に良好という特長があります。
純米大吟醸酒
純米大吟醸酒は、米、米麹が原料、精米歩合は50%以下のお酒です。吟香があり、色沢が特に良好であるという特長があります。
本醸造酒
本醸造酒は、米と米麹、醸造アルコールが原料のお酒で、精米歩合は70%以下です。香味・色沢が良好という特長があり、「鳥メロ」では本醸造酒として、「夢(本醸造生貯蔵酒)699円(税抜)」を取り扱っています。
特別本醸造酒
本醸造酒と同様、米、米麹、醸造アルコールが原料で、精米歩合60%以下もしくは特別な製造方法で造られたお酒が特別本醸造酒です。香味・色沢が特に良好という特長があります。
吟醸酒
吟醸酒は米、米麹、醸造アルコールを原料とし、精米歩合60%以下で吟醸造りで造られたものを表します。吟香、色沢が良好という特長があります。「鳥メロ」では「吟醸生貯蔵酒 750円(税抜)」という吟醸酒を取り扱っています。
大吟醸酒
大吟醸酒は、吟醸酒に比べ精米歩合が50%以下という規定があり、香りや色沢が特に良好であるという特長があります。
この記事では日本酒についての豆知識をご紹介しました。日本酒を選ぶ際や、飲み会での小話の参考としていただければ幸いです。「鳥メロ」でも、今回ご紹介した日本酒をいくつか取り扱っていますので、ご来店の際にはぜひ一度お試しください。