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「しゃぶしゃぶ」 薄い豚肉をサッと鍋にくぐらせあっさりしたタレにつけて食べる誰もが知っている定番のあの料理である。
冬鍋の定番しゃぶしゃぶ。手軽で簡単にできるので冬の寒い時期に食べると身も心もあったまりますよね。老若男女みんなで鍋を囲み、肉を奪い合う…。なんてことも。本日は皆さんがきっと大好きであろう「しゃぶしゃぶ」の起源や、食べ方についてご紹介していきたいとおもいます。
日本のしゃぶしゃぶの起源は「シュワンヤンロウ」と言われています。
「シュワンヤンロウ」とは北京で寒い冬で食べられる伝統的な料理で、羊肉サッと鍋にくぐらせタレにつけて食べる料理です。
その「シュワンヤンロウ」は元々モンゴルで誕生したと言われています。
モンゴルの冬は厳しく氷点下30度以下に達することもあるようです。一説によると、屋外に置いておいてカチンカチンに凍ってしまった羊肉を、何とか食べようと薄くそぎ取り湯に溶かして食べたのがシュワンヤンロウの始まりのようです。その後、中国へ移住した回教徒を通じ、北京一帯に普及したそうです。
中国に戦時中軍医として北京へ赴いていた吉田璋也氏が「シュワンヤンロウ」に出会い日本に持ち帰ったようです。帰還後、京都の料理店の店主に調理法を伝授し、当時は羊肉が入手困難だったため牛肉で代用したものが誕生しました。それが今のしゃぶしゃぶの原型である「牛肉の水だき」です。1946(昭和21)年の秋、戦後間もないころのことでした。
続いてはしゃぶしゃぶを美味しく食べるためのポイントを紹介していきたいと思います。
アクはお肉や野菜の臭みや苦みなどの成分が固まったものです。
そのため放置してしまうと雑味が具材に移り、しゃぶしゃぶ本来の旨味を邪魔する可能性があります。こまめに取る除くことによって美味しさを保つことができます。
お肉は加熱しすぎると固くなってしまうので注意しましょう。牛肉であれば2~3回サッとだしにくぐらせピンク色になれば食べごろです。反対に豚肉は中に火が通るまでしっかり加熱しましょう。加熱時間を意識することで柔らかくしっとりとしたお肉の食感を味わうことができます。
いかがでしたか。しゃぶしゃぶについてご理解いただけましたか。
この記事を読み終えた頃にはお腹が「グ~ッ」と鳴ってしまったなんて言うことはないでしょうか?
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